西洋占星術では12星座が使用されています。
天の黄道上に並ぶ12星座は長い歴史を経て継続して使われています。
恒星占星術で使用する星は、この12星座を含む64の星です。
1世紀から2世紀にかけてエジプトの学者プトレマイオスらが恒星の
リストを作りました。そのリストを基にして暦や未来予測が作られました。
リストを作りました。そのリストを基にして暦や未来予測が作られました。
また、古代メソポタミア文明、エジプト文明ではオリオン座の星などを使って
暦が作られていました。
暦が作られていました。
占星術において古代では12星座以外も使用されていました。
それら恒星の意味は主に神話から来ています。
メソポタミア、ギリシア神話、多くの神話の中に星の意味が秘められています。
現代では、20世紀に主に英語圏の研究者が恒星についての著作を発表しています。
古代の神話の世界が現代に甦っているのです。
神話は長い時間をかけて多くの文明の信念体系になっており、
人々の潜在意識に原型として眠っています。
恒星の解釈は12星座占いとはまた異なった新鮮な視点をもたらしています。
また、恒星の意味に二元論はありません、一見して悪い意味の恒星も存在しますが、
善と悪は表裏一体です。
困難を意味する星は困難に打ち勝つ力を与え、
犠牲的な星は犠牲者を助け、寄り添う精神を意味しています。
恒星占星術のリーディングで向いている質問は下記の通りです。
(1)個人の性格
(2)個人の使命(3)人生全体の流れ
(4)職業、使命
(5)注意すべきポイント
(6)旅行に向いている場所
(7)関わりある人体の部位
細かい人間関係や時期読みには12星座占いの方が向いていると思います。
ただ、個人の人生の傾向や性格、大切にしていること、信条などは分かりますから性格診断と大雑把な相性診断には向いています。
恒星の解釈は多様です、また一番大切なのはこうなりたい、
これを地上でやってみたいという本人の意志の力です。
徹底して自己認識し、意志があれば恒星の力を呼び込むことが出来ると思います。
西洋占星術の興味深い所は固定的な解釈が無く、
ホロスコープの解釈が常に変化し続けることです。
かつては不幸とされた惑星が現代では新しい意味を持っています、
この時代に沿って変化し続ける部分が一番大切ではないでしょうか。
そこには世界を人間の力で少しでも変えていくことが出来るという思想が表れています。
恒星占星術は古くて新しい技法です。
多面的な意味を持つ恒星は深淵なメッセージを今でも我々に伝えています。