恒星占星術では総数64個の星を使用します。
星のそれぞれの神話をひも解いて意味を描写しています。
ギリシア、ローマ神話に限らずに、
古代メソポタミア、エジプト、インド、
中国、ケルト、キリスト教の伝承も知った上で、
星の意味を表現しています。
その際には、神話の解体と再解釈が行われています。
恒星占星術は、占星術の考古学、歴史学、
そして神話学のような刺激に満ちています。
恒星のイメージは多面的で両義性があり、
吉凶を一言で言い表すことは困難です。
古典的な星の解釈は極端です。
これらの神話を再解釈し、
現代の占星術の技法で使用可能なものとしています。
重層的に重なり合った人間の英知の結晶である
星の神話を紐解くことによって、
占星術の奥深さを知ることになるでしょう。